キャットフード以外におやつをあげてもよいのか

top画像

キャットフードには「総合栄養食」、「間食」、「その他の目的食」といった種類の区別があります。ふつう主食にする「総合栄養食」は、これと水だけで猫に必要な栄養素を摂取することができるよう作られています。ではそれ以外の食べ物、(間食に含まれる)おやつをあげてもよいのでしょうか。

おやつの役割

総合栄養食を摂取する妨げにならなないよう、量や時間帯に気を配ることができればおやつを与えても大丈夫です。おやつは単に猫の楽しみとしてだけでなく、他にもいくつか役割があります。

コミュニケーション手段

そもそもおやつはペットと人間の重要なコミュニケーション手段のひとつです。犬においてはしつけのための道具として使われることも多いおやつですが、猫にとっては大好きな飼い主からもらえる特別なプレゼント。食べることが大好きな猫にとって決まった食事以外に食べ物が出てくるのはとてもうれしいことです。猫が甘えてきたときにおやつを与えれば、猫は大喜びしますし、これを見ている飼い主もとても癒されることでしょう。猫と飼い主のきずなを深めるのにおやつは重要な食べ物なのです。

いろいろな味に慣れる練習

また、おやつの役割の一つに、たくさんの味に慣れさせるというものがあります。猫は最初の一年で嗜好性が決定されるといわれています。この時期に様々な食材、多様な風味、触感に触れさせることが大切なのです。いろいろな食材をおやつとして与えることでのちの偏食の予防になるというわけです。

健康維持のため

おやつの中には機能性おやつといって、健康維持のための工夫がされているものもあります。たとえば乳酸菌や繊維質を含み、腸内環境を整えるためのおやつ、歯磨き効果のあるおやつなどがあります。薬を包んで、投薬をしやすくするものもあります。

おやつを挙げる際の注意点

おやつにはおやつなりの役割がありますが、あげすぎてしまうと逆に猫の健康を損ねてしまうことがあります。

栄養過多に注意

まずは、総合栄養食である主食とのバランスに気を付けなくてはなりません。おやつは総合栄養食の代わりにはならないことをしっかり認識してください。総合栄養食のキャットフードとおやつをあたえれば、当然栄養過多になり肥満の危険性がでてきます。

キャットフードを減らさない

おやつを与えた分、総合栄養食を減らすのもやめましょう。エネルギー摂取量としてはつじつまが合っても、おやつには総合栄養食に保障されている栄養成分が含まれていないので栄養不足、食欲不振の原因となってしまいます。またおやつを食べることで満腹感を感じてしまった猫が、肝心の総合栄養食を食べなくなるということもあり得ます。

1割以下で与える

これらのことからおやつは一日に必要なエネルギー量の10%以内に抑えるように計算したうえで与えることが大切になってきます。給餌のタイミングとしては、ご飯の前、あるいはご飯をしっかり食べた後にしましょう(ご飯を食べればおやつがもらえると学習してもらいます)。少量ずつ与えることで、おやつの食べ過ぎを防いだり、コミュニケーションの回数を増やすこともできます。おやつを上手に使って猫との生活を楽しんでください。