そのごはん、傷んでませんか?キャットフードと賞味期限

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タイプによって賞味期限は違う

キャットフードの賞味期限はキャットフードの種類によってまちまちです。キャットフードには缶詰タイプやレトルトパックタイプで売られているウェットフードと袋詰めで売られているドライフードの区別があります。この二つは同じキャットフードでも賞味期限の長さに明確な違いがあります。

ウェットフードの賞味期限と特徴

同じウェットタイプでも賞味期限は変わる

缶詰タイプのウェットフードは賞味期限が約3年程度あり、キャットフードの中では一番長持ちします。一方レトルトパックタイプのウェットフードの賞味期限は約2年程度となります。レトルトパックタイプは缶詰タイプよりやや賞味期限が短めですが、パックの開封が容易で食べ終わった後もパッケージがかさばりません。このため災害時の猫の非常食にも適しています。

開封後は長持ちしない

ウェットフードは開封するまでの賞味期限は長く設定されていますが、一度開封してしまえば酸化、微生物の繁殖が急速に進みます。このため長時間出しっぱなしにしておくことはできません。ウェットフードを与える場合は給餌後20分程度を目安にお皿を下げましょう。

ドライフードの賞味期限と特徴

賞味期限は約1年

一方ドライタイプのキャットフードは賞味期限が約1年とウェットフードに比べればかなり短めです。ドライフードは大袋で大量に売られていることも多くまとめ買いをしてしまいがちですが、持ちが悪いことを考慮に入れ、賞味期限内に使いきれる量を計算して購入しましょう。

開封後も劣化は緩やか

開封後に関してはウェットフードよりも長持ちします。猫が好きな時間にご飯を食べられるようにする自由採食法を取る場合は皿に移した後でも劣化速度の遅いドライフードを使うとよいでしょう。とはいえ開封した時点から風味が失われていく事は避けられません。また唾液が付着したフードは有害な微生物が発生する可能性があります。ドライフードでもなるべく余りのないようにし、食べ残しは早めに処分するようにしましょう。

劣化を防ぐための保存方法

ドライタイプ・ウェットタイプ双方に言えるのは賞味期限内であっても、保存状態が悪いと品質劣化を起こすことがあるということです。未開封の状態ならば、直射日光の当たらない温度や湿度変化の少ない場所で保存しましょう。

またキャットフードの賞味期限は使われている原材料や添加物によっても左右されます。天然の原材料にこだわり、添加物をあまり使っていない高級なキャットフードの方が賞味期限が短かったりするので、商品ごとに確認が必要です。

余ったウェットフードは冷蔵庫へ

開封後に余ってしまったウェットフードは別の容器に移し替え、冷蔵庫で保管します。なるべくその日のうちに消費するようにしましょう。どうしても次の日まで取っておく必要があるのなら、冷凍庫で保存します。ただし、冷凍保存は風味の劣化を起こす可能性があるということだけ頭に入れておきましょう。

なお、猫が食べ残したウェットフードは保存せずに捨てましょう。あくまで猫が口を付けていないもののみ上記の方法で保存することが可能です。

ドライフードは密閉保存推奨

開封したドライフードの弱点は湿気と害虫です。チャック付きの袋や密封容器に移し替え、なるべく空気に触れないように保管します。冷蔵庫での保管はNGです。ドライフードを冷蔵庫から出し入れする際、表面が結露し、湿気による雑菌繁殖の原因になってしまうからです。ドライフードは常温保存が鉄則と覚えておきましょう。適切に保管すれば開封後でも約1か月は使うことができます。

賞味期限が過ぎたフードはどうするの?

さて、賞味期限が切れてしまったキャットフードについてですが、ペットフードにおける賞味期限とは

賞味期限(定められた方法により保存した場合において、期待されるすべての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日をいう。ただし、当該期限を超えた場合であっても、これらの品質が保持されていることがあるものとする。)
(「愛がん動物用飼料の成分規格等に関する省令」http://www.petfood.or.jp/government/img/090416_2.pdf)

とされています。つまり賞味期限を少し過ぎても品質が保持されている場合があるということですね。飼い主の中でも猫が食べるなら、賞味期限切れのものでも与えるという人もいます。

ただし、賞味期限を過ぎたキャットフードを与えたときの健康被害についてはだれも責任を負えません。猫のためにも賞味期限内に使いきれるようキャットフードを購入しましょう。

【参考文献】
https://www.h323forum.org/preserve.html