ハーブ入りのキャットフードとは‐猫とハーブの関係

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私たち人間の間では、香料や薬用効果があるとして人気のハーブ。実はキャットフードにもハーブが使われていることがあるのです。キャットフード入りハーブについてまとめてみました。

そもそも猫にハーブを食べさせても良いの?

まず、猫にハーブを上げても良いのか、疑問に思う人もいると思います。実際人間が食べられるハーブの中には猫にとって危険な物がたくさんあります。また猫が極端に嫌うハーブも存在し、それらは手軽に猫を遠ざけることができるとして猫の鳴き声や糞に悩む人たちから「猫除け」として利用されているほどです。
一方でキャットニップやレモングラスは猫が大好きなハーブです。ハーブというのは香料や薬用として利用される植物の総称であるため、たくさんの種類があります。ハーブだから猫は食べられる、もしくは食べられない、というわけではありません。

キャットフードにハーブを使う意味

キャットフードの中には薬用効果があるハーブを配合することで、猫の健康を守ろうとしているものがあります。特定の疾患を防いだり、緩和したりする役割のためにハーブを使うのは人間に対するのと同じですね。
また猫の健康に気を使っている飼い主なら化学調味料や人工的な添加物が多量に含まれているキャットフードを避け、自然な原材料を用いているキャットフードを選びたいという人が多いです。キャットフードに栄養成分を付加したいとき人工的な添加物の代わりにハーブを配合することで、猫の健康維持につなげるという意味合いもあります。
しかし、香りが強いハーブが入っているキャットフードを猫が受け入れるかどうかはその猫の好みに左右されます。猫の体に配慮された良質な原材料を使ったキャットフードでも、ハーブの香りを受け付けない猫には嫌われてしまうものもあります。ハーブ入りのキャットフードに切り替えを検討しているときはまず試供品などで様子を見て、猫の好みに合うか確認することをお勧めします。

キャットフードに使われているハーブ

では具体的にキャットフードに使われているハーブについてみていきましょう。

クランベリー

尿路結石予防に効果があるとされるハーブです。クランベリーは人間の間でも非尿系の悩みに用いられてきました。

マリーゴールド

抗ウイルス作用・防腐作用・解毒作用があるといわれているハーブです。免疫力を高める効果が期待できます。

カモミール

カモミールには殺菌作用・鎮静作用があるといわれています。精神安定剤としての効果があるため、猫のストレス解消に良いとされているハーブです。

シナモン

鎮静、鎮痛作用のほか、老化防止や血圧の改善にも役立つとされているハーブです。

オレガノ

消化促進作用・鎮静作用・殺菌作用などがあるといわれているハーブです。

セージ

抗菌、抗ウイルス、防腐作用があるといわれているハーブです。

薬物効果のあるハーブの乱用は要注意

ハーブは自然由来の原材料として、また薬用効果がある原材料として注目されています。キャットフードに使用されているハーブの量はかなり少量であるため、猫の体に与える影響も小さいと言われています。
しかし乱用は禁物です。薬用成分がある以上は副作用があるかもしれないということを考慮に入れておく必要があります。特定疾患の療養のためにハーブ入りのキャットフードやサプリメントを使用している場合は、猫の状態が改善したらハーブの使用を中断して様子を見てみましょう。また薬の飲み合わせに気を遣うように、ハーブの食べ合わせにも気を付けなくてはなりません。複数のハーブサプリメントを使用するのはひかえるべきです。

またキャットフードに使用されているからといって、必ずしも猫にとって安全なハーブであるとは限らないことに注意です。
例えば自然由来の酸化防止剤として使用されることが多いローズマリー抽出物。しかしローズマリー自体は猫の体に毒であることが知られています。

様々な効果が期待されるキャットフードの中のハーブですが、猫の体に影響を与える薬でもあるということを理解して、上手に利用しましょう。