アレルギーになる可能性のあるキャットフードの原料

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アレルギーとは

体を掻いたり、お尻を床にこすりつけたり…なんだか最近猫の体が痒そう、と思ったら食物アレルギーが原因かもしれません。アレルギーの症状がひどくなると嘔吐や下痢をする場合もあります。

本来ならば悪い細菌やウィルスから体を守る役割をするはずの免疫が、害のないものまで攻撃することで起こるのがアレルギーです。このアレルギー発症の引き金になるのは猫の場合、ノミが多いです。しかし、キャットフードに含まれているごく当たり前の食物が原因になることもあります。

アレルギーの原因(アレルゲン)となる食物は、それまでに猫が食べる機会が多かったものといわれています。つまり猫にとって主要な栄養素であるタンパク質が原因となるということです。消化吸収能力が落ちていたり、病気などで免疫が落ちている場合に特に発症しやすくなります。

猫に多いアレルゲン

2015年にRalf S. Mueller等によって発表された調査結果では猫の食物アレルギーの原因となる食品のランク付けは次のようになりました。
1位 牛肉
2位 魚   
3位 鶏肉
4位 小麦・トウモロコシ・乳製品
5位 ラム肉
「参考元 「Critically appraised topic on adverse food reactions of companion animals (2): common food allergen sources in dogs and cats」
http://bmcvetres.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12917-016-0633-8」

肉食の猫にとって不可欠な原料の肉・魚がトップに来ています。この他にも小麦・イモといった炭水化物にも微量にタンパク質が含まれており、稀ではありますがこれらもアレルギーの原因物質になりえます。

アレルギーを予防するための食事のあげ方

先ほどのランキングにランクインしているものは、猫にとってはメジャーな食材です。どれもキャットフードの原料に使われていてもおかしくありません。どの原料がアレルゲンとなるかは猫によって変わってきますので、食物アレルギーの症状が出るかもしれないからといってこれらすべてを控えるわけにもいきません。アレルギーを予防したければ、日々の食事では以下の点に気をつけましょう。

良質なキャットフードを与える

当たり前のことのように思えますが、日々気を付けたいのは良質なキャットフードを続けて与えることです。食物アレルギーになったとき、キャットフードをコロコロ変えていた場合にはアレルゲンの特定に時間がかかってしまうからです。原料が明記されており、どんな動物の肉を使ったのか、炭水化物の元となる植物は何かなどが消費者にも分かる製品を選びましょう。

頻繁にフードを変えない

たくさんの種類のキャットフードを与えるということは、それだけアレルゲンになる可能性のある物質を猫の体に入れてしまうことにもなります。キャットフードを頻繁に変えるのは猫の偏食を助長してしまうという意味でも望ましくありませんので、決まったキャットフードを与え続けるよう心がけます。あるいは、2~3種類のフードをローテーションで与えても良いでしょう。

キャットフードアレルギーになったら

一度食物アレルギーになってしまったら、獣医さんと相談して食事の改善に取り組まなくてはなりません。まずは、どの食物がアレルゲンになるのか、検査で特定してもらいます。そのうえでどんなフードを与えたら良いかを考えましょう。

アレルギーが発症しにくいフードを選ぶ

食物アレルギーという診断が降りたらアレルギーになる可能性が低い原料を使ったフード、タンパク質源となる原料の種類が少ないフードなどに切り替えます。タンパク質の吸収効率を高めたキャットフード、アレルゲンにならないレベルまでタンパク質を加水分解して小さく加工したキャットフードもあります。

珍しい原料のフードを与える

また、食物アレルギーは今まで食べた食材によっておこるものです。そのため、猫が口にしたことがないタンパク質を使ったキャットフードに変更することも有効な方法です。メジャーな牛肉や鶏肉でなく、アヒル肉やカンガルー肉など珍しい動物の肉を与えてみても良いでしょう。

【参考文献】
https://www.birou-avocat.com/01.html#contents
https://www.osscensus.org/risk.html
https://www.superchikan.com/005.html